「堀江はるよのエッセイ」

~日常の哲学・思ったこと考えた事~


CDと楽譜


二十九の巻

公園

小豆がゆ

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公園


久しぶりに、家の近くの善福寺川緑地公園を歩いた。
川沿いに並ぶ樹々の、竹ぼうきを束ねたような梢が、淡い緑を帯びている。

この辺りは昔は田んぼだった。昭和39年に出来たと公園のサイトにあるけれど、
樹々が育って、今のような公園になったのは、ずっと後ではないかしら。
私は結婚して関西に住むようになったので、ほとんど歩くことがなかった。


4歳違いの私の弟は、会社員になってから、ここで毎朝ジョギングをしていた。
16年前、弟はウインドサーフィンの事故で亡くなった。彼が住んでいた実家が
空になって、私が関西からUターンして住むことになった。

公園を、私も散歩するようになったけれど、弟の愛したものを盗るような気がして、
心から楽しめなかった。そんなふうに考えるのは間違っていると分かっていても、
長い間、気持を切り替えることが出来なかった。


ふと今日、”もういいよね”と思った。
16年前にはまだ生まれていなかった子供たちが、若いお父さんお母さんと、
自転車に乗って、ボールを転がして、よちよち歩きで、遊んでいる。
私は、もうすぐ74歳になる。生きている私は、今を大切に生きるしかない。

弟は弟なりに自分の人生を精一杯に生きた。私も自分の人生を、精一杯生きよう。
彼の分までとは言わない。人生は一人に一つのものだから。


                         2018.1.15



小豆がゆ



相撲、もう見ない…と思ったりもしたけれど、やっぱり見ている。

体の具合で、じっと坐っているのが続くと背中が辛くなるので、最近は終盤だけ。
5時を過ぎる頃から台所で夕食の支度をしながら、場内のざわめきや行事の声で
見当をつけて、立ち合いに間に合うようにテレビのある隣りの部屋へ飛んで行く。
行ったり来たり、忙しい。

砂かぶりや、お弁当を食べながらの枡席での観戦を、一度くらいはしてみたいと
思っていたけれど、砂かぶりは力士が落ちてきたりするし、枡席は狭くて4人席で
1.5m四方くらいだそう。それなら我が家で手足をのばして見る方が良い。

雑誌のグラビアに載っているようなレストランや老舗旅館にも、i行けたらなぁと
ため息をついたりしていたけれど、最近ふっと、そういうものへの憧れが消えた。
お金を払って手に入れた幸せは、払ったお金の分しか続かない。
それよりも、自分に合ったサイズの幸せを、こまめに自分の手で作るほうが、
無理がなくて楽しい。

      *     *     *     

先日の大雪の日に、思いついて小豆粥を炊いた。
雪を見ながら食べて、楽しかった。

作曲中のリコーダーのための曲集は、カレンダーになぞらえて全12曲。
三月、四月と進んで、今書いている曲は五月がテーマ。

気持は春へ飛んでいます。

                         2018.1.23



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